未来日記(無謀な)文章化計画 Prologue 第1節 

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しばらくこのスペースは、日記未来日記(無謀な)文章化計画とが交錯します
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続きはまた新たな日記項目を作成しますのでご意見、ご感想、ご指摘等々レスいただければと思います

なお、この文章は未来日記角川書店、および原作者のえすのサカエ氏とは一切関係ありません
また複製、転載、改変等一切許可しません
あくまでネタとしてのものということをご了承いただける方のみ閲覧ください

↑特に気にしないでください。書いた方がいいのか書かない方がいいのか…^^;





Opening

――懐には、ダーツがあった
そうだ
これで彼女を刺そう
それで全て終わりだ
そう思う僕に――彼女はささやいた

刺せないよ
そういう「未来」だもの



Prologue:閉塞は開放の始まり



Section 1

その約1週間前のこと――
市立桜見中学校では、まさにHRが終わり、生徒それぞれが各々の行動に移っていた。
自らの所属する部活へ向かうもの、仲間内で集まり駄弁るもの、何もせず自宅へ直帰するもの。
僕、天野雪輝は、紛うことのない帰宅組だった。
他人との交流をなくし、周囲からの誘いを断り続ける。身に付けたのは傍観者として振る舞う処世術。この世界をただ見るだけの観察者としての立場。
朝起きて、学校で勉強して、家で寝る。特に何もすることのない僕は、自然と日記をつけるのが趣味になった。ただ目についたものを書くだけの時事録。その書記として観察する今の環境が心地よいと感じていた。

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15:30[学校 2-B教室]
HRが終わる
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今日は、HRが終わったところでクラスメイトが声をかけてきた。バスケットボールを持っていたことから大体の内容は分かる。いつものように聞き流して学校を出る。

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15:31[学校 2-B教室]
飯島がバスケのメンバーを集めている
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変わらぬ帰路を無言で進む。通いなれた道には特に日記にすることは見当たらない。
自宅へ続く2本の道を結ぶT字路の前。左の路傍に転がっていた石ころを見て、今日は右に行こうと思う。理由などない。ただそんな感じがしただけ。
家に着く。
自室に鞄を置き、ベッドに身体を預ける。毛布を手繰り寄せ、それまで記録し続けていた携帯を閉じて自らの身体を毛布に包み、眼を閉ざす。閉塞した自分の唯一の友である『彼ら』に会うためだ。







ここまでです。コミックスでいうと3ページ分です。先は長いです。